先日(19日)NHKスペシャル「アルツハイマーをくい止めろ」は大変面白い番組でした。
アルツハイマー家系の人の脳の研究(発症の25年も前から変化が始まっている)、新しい薬の治験の様子、睡眠や食生活との関係などいろいろな角度から病気の進み方や予防法、治療について紹介されていましたが、中でも興味深かったのが「頭を使いながら運動する」ことによる予防効果でした。
歩きながら計算したり、踏み台昇降をしながらしり取りをしたり、床に描かれたはしごを複雑なステップでまたいだり、といった単純ではない運動が脳を刺激して記憶中枢の海馬の萎縮を予防する(成長する人もいる)という国立長寿医療研究センターの研究結果が紹介されていました。
これは面白い、ということで早速教室でもやってみました。
計算は例えば105から7を引いていくのですが、これをしながら歩いてもらうと、答えに詰まって足まで止まってしまう人続出でした。
もう一つのしり取りはちょっと複雑(二人前の人の答えを言ってから自分の答えを言う)で、さらにしり取りなんて久しぶりという人ばかりだったので、「えー、”ギ”で始まるもの? なんだっけ・・・」と皆さん頭に汗をかく感じでした。
4階の会場まで階段を上って汗をかき、計算やしり取りで頭に汗をかき、すっかり温かくなった皆さんでした。
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