自力整体の教室は、その後鶴舞・小幡と増え、お誘いを受けて一宮や四日市へも行っていましたが、指導する人も増えてきたので遠い教室は代わってもらったりして、現在の教室に落ち着きました。
西宮の講習も毎年2、3回は参加し、毎回新鮮な学びがありましたが、最初の頃の筋肉や整体など体に注目した内容から食事法や精神的な面に目を向けるものになってきました。
それは体の動かし方の指導よりも難しく、先生の言われるようには指導できないなあと感じ始めていました。
こういうことはしっかり腑に落ちないと伝えられませんが、講習を受けただけでするのは私には難しいことでした。生徒さんに合わせ自分で納得できることをすると、講習で教えられた自力整体ではなくなってしまうのです。
他の地域で自力整体をしていて名古屋に引っ越してきた、という方が体験に来て自分が経験したものとあまりに違って驚いて帰る、というようなこともあり、これは自力整体にとっても生徒さんにとってもマズいなあと思っていた頃、「前向きな卒業は歓迎します」というような先生のメッセージが通信に載りました。
たぶん、初期の講習を受けた人たちが私と同じようなことを感じて自力整体を離れていたのでしょう。
私もこれ以上は無理だなあと思い、卒業することにしました。2009年のことでした。
私の教室で自力整体を体験し、その後指導員になった皆さんにそのことを連絡したら、「卒業祝い」をしてくださいました。これは嬉しいことでした(続く)。
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